メニュー

12月までは、自費検査主体だったため陽性率が低かった。

[2021.01.06]

令和2年6月末よりPCR検査を行ってきた。1000例を超えたが、12月中旬ぐらいまでは自費検査が主体だった。つまり無症状や職場の問題や渡航、帰省目的つまり陰性証明が欲しいという事例がほとんどだった。つまり、発熱、疑いのあるケースは逆に少なかった。その為、陽性率は半年ほど2%で推移していた。つまり、無症候、自分の事情ではなく他人(周り)からのニーズで検査すると50人に1人陽性程度だったことになる。

12月中旬より、発熱外来を設置した。告知後直ぐに発熱患者が来院する訳も無く、あまり陽性者は出なかった。

民間の臨床検査会社(血液検査や培養、PCR検査などを依頼され行う会社)が休暇となる年末年始にかけて、休日診療当番医やHP、埼玉県の相談窓口からの紹介等で徐々に発熱を主訴とする方々が来院されるようになった。といっても二けた前半の数字。

年始明け4日より、4名、2名と毎日複数名の陽性者が出ており、陽性率も10%を超えた。つまり、その前半年間の5倍陽性が出る状態に突入した。奇しくも埼玉県の感染者数も上昇して過去最高となっている。

私の見方は、東京の半分の陽性者が埼玉にもいるが検出されないだけ。まだ少ない。倍はいると考えている。埼玉県は医療機関がそもそも最初から少ないので自宅待機で陽性が確認できていない人が相当数いるだろうと想定した方が良い。

当院の陽性率が上がったことはただ単に発熱者、味覚症状の方がネット検索で見つけて来院されているからだと思う。人口の10%が感染したら、草加だと2万5千人ぐらいが陽性となる。そんなことは今のところない。しかし、会食などで年末年始感染拡大したことは間違いない。学校が始まったらそこで広がるだろうと容易に想像がつく。ウイルスは、男性も女性も関係ない。特に変異株は若年者にも感染しやすいとのこと。そろそろ引き締めたほうが良いという結論が出たので、緊急事態となったのだろうと想像している。あい小児科のデータも、まさに今週に入り爆発的に陽性率が上がった。異常だと思う。私たちにとっては、いよいよ予測通りといったところ。

今週2台目マイナス80度の超低温冷蔵庫が設置される。これでどのワクチンが来ても対応できる。あい小児科の柱は予防接種。

来週は、レントゲン装置、撮影室一式の工事が予定され発熱外来としての機能強化とワクチン接種へ向けての準備が整う。工事のため来週は発熱外来をお休みします。今後発熱外来にて胸部レントゲン撮影が実施できるようになります。御了解頂けると幸いです。御理解と御協力の程よろしくお願い申し上げます。

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME