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官房長官のコメント

[2024.07.13]

https://news.yahoo.co.jp/articles/2189b263690446e59d49e7892f40153b00d8dcea

林官房長官が、新型コロナウイルス感染症の流行についてコメントした。

https://www.pref.saitama.lg.jp/b0714/surveillance/ryuukou.html#rs

埼玉県は、子どもに流行る手足口病が爆発的な流行に加え、類似疾患のヘルパンギーナも過去にない流行レベル。そして、流行性角結膜炎も同時流行しており、ウイルスが入り乱れ保育園、幼稚園、小学校でウイルスが拡散している。手足口病は、短期間に複数回感染することがあるので、注意が必要だ。実は水ぼうそうも地味に減っていない。

https://www.pref.saitama.lg.jp/b0714/surveillance/ari.html

埼玉県の風邪ウイルス調査では、5歳未満はいわゆるカゼウイルスがほとんどを占めておりコロナ、インフル、RSは流行っているとは言えない。ただ、10歳以上は相変わらずコロナがメインだ。つまり、小学校高学年以上の発熱はコロナを疑う状況が2週間前から続いている。実地臨床の印象通り。ただ、実際はRSウイルスが出始めているので1歳半未満の遷延する発熱、気管支炎に対してはRSウイルス検査を考慮している。

 

ただ、今日から全年齢でコロナの検査を念頭に置かねばならない。

官房長官がコメントしたのは、今日から夏休みが始まり人口が移動する。移動先は、概ね医療機関が相対的に少ないのは明白。ウイルスが拡散することは経験上わかっているのであえて言及したのだろうと推察している。都市型の草加は逆に人口流出が起きるのでコロナの流行は少し先になると私は予想している。これから大変なのは沖縄などの夏の観光地だろう。もちろん本土も北海道も夏に人が集まるところは危ないので、感染対策や検査、隔離の原則を思い出す必要がある。

小児科としては、眼科が夏休みに入る間に流行性角結膜炎が流行するのは非常に困る。

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