少数だが、水ぼうそうが確認されている。
https://www.pref.saitama.lg.jp/b0714/surveillance/ryuukou.html#rs
おなじみの埼玉県感染症対策、定点把握対象疾患の動向に変化が見られた。
インフルエンザは、ほぼ終息。
コロナは、微増だが流行の兆しとまでは言えない。
RSウイルスは終息したのではないかと思っていたところ、県のデータもその傾向にある。
そして、水ぼうそうが微増。これも当院の臨床データと相関するので驚いた。
溶連菌もピークが過ぎたようだが、アデノウイルスは結構増えているのではないかという印象通り。
定点把握のデータを県が公開していただけるのでとても参考になる。
毎日お子様の喉を観察しているが、ヘルパンギーナはまだはやっていないのではないかと思う。
臨床上問題なのは、あいかわらずのお薬不足。
溶連菌の特効薬であるペニシリン系抗生剤が不足している薬局が多かったり、咳止めやトランサミン酸の散剤がないなどはコロナのころから変わっていない。もっと問題なのは、いわゆる門前薬局の名前が変わったりするなど経営が厳しいのではないかと思われる状況も地域でよく見かけるようになった。処方箋を書いても、その薬を求めてさまようことがないようになったらいいなあと思っている今日この頃です。あるいは、院外処方、医薬分業の方向を再度転換して院内処方に回帰する時代になるのかちょっと不安です。