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理事長ブログ

3世帯同居家族が感染するとどうなるか?(2021.09.10更新)

3世帯家族の誰かが、新型コロナウイルスに感染したとします。

感染が確定した場合、医療機関から保健所に発生届が提出されます。

保健所から、感染した方に連絡が入ります。

一方、同居されている家族の方に対してのヒアリングなどがあります。概ね、濃厚接触者の対象となると予測されます。(その判断は、私たちにはわかりません。)

ここまでは法律上の手続き、作業になります。

ウイルス目線で、家庭内を見てみましょう。

外出先で、お父さんの体内に侵入します。ウイルスが侵入したら、体にランプがつくわけではありません。つまり、自覚的にはわからないということです。

数日、お父さんの体の中でウイルスは増殖します。増殖は、指数関数的に爆発的に増えます。若いお父さんは、職場でのワクチン接種の予定が決まっているが接種できていませんでした。ウイルスは無防備なお父さんの体で増殖します。

5日後、咳、微熱、だるさが出現しますが、出社します。帰るころには体調がかなり悪くなります。明日仕事を休む決断をします。

6日目 かかりつけ医を受診し、PCR検査を受けます。

7日目 結果が通知され、保健所へ届け出が出されます。届け出はオンラインですが、保健所は新規感染者の対応に追われ、翌日の対応となります。

8日目 保健所から、お父さんに電話が来ます。家族の方は外出を控えてくださいと隔離、自宅療養を支持されると予想されます。

ここまでの流れは、スムーズに行った場合で遅れることもあるでしょう。

 振り返ってみると、感染者であるお父さんの発症日は感染5日後。2日前から、ウイルスを輩出していると推定されますので、3日後から家庭内でウイルスを拡散している。つまり、8日目に保健所から相談を受けたころには、家族の方は5日間の間ウイルスを排出しているお父さんと暮らしていたことになります。お母さんが感染すれば、小さなお子様たちは確実に感染します。仲の良い家族ほど、みんな揃って感染してしまいます。

 全くすれ違いならいざ知らず、家庭内で完全な感染防護対策は非常に難しい。家族様へのウイルス暴露は、すでに5日目に入っているということです。そして、ウイルスが侵入したお母様、お子さま、祖父母様にも同様にウイルスは増殖します。発症するまで5日~7日程度かかりますから、保健所から連絡が入る8日目には発症していない方がほとんどです。つまり、軽症、もしくは無症状。濃厚接触者と保健所から言われましたという相談があるのはほとんどこの時です。つまり、潜伏期間であり、ウイルス量が少ない可能性が高い。この時すぐにPCR検査を受けても全員が陽性になる訳ではありません。全員が、このような時間軸でウイルスが増殖します。PCR検査は慌てて受けない方が良いのです。自宅療養中、隔離期間は、ウイルスの潜伏期間を考慮しています。だから長いのです。決してPCR検査をして陰性だから、隔離が解除されるわけではありません。隔離期間は、経過観察期間であります。

 最近、高齢者の方々は予防接種を済ませているケースが増えています。3世帯、2世帯で検査を受ける濃厚接触者の御家族をまとめて検査すると祖父母の皆様が陰性という事例が増えました。ワクチンの効果は絶大です。家族全員感染したのに、祖父母のお二人が感染していないという現実を目にすると、予防接種を実施できた菅総理が推進した新型コロナウイルスワクチン予防接種事業は効果的だったと後に評価されるだろう。実感として、高齢者の感染者は激減した。ワクチンの効果は絶大だ。ワクチンの入手に関して、今後も努力を続けてほしい。

 新型コロナウイルス感染症は、重症化率が高いので指定感染症で重要視されている。重症化すると医療が必要となり、通常の医療を圧迫する。予防接種をしない人は、感染して重症化したときにどんな言い訳をするのでしょうか?予防接種を受けたいのに受けれない人と、自らの意思で予防接種しない人とは意味合いが違う。国民皆保険で成り立っている現在の保険医療が、重症化したコロナ患者の医療で大幅に圧迫され通常の医療が提供できていない。私も訪問診療を大幅に減らした。高齢者の訪問は止めた。往診も止めた。自宅での看取りも対応しない。医療的ケア児・者のみ訪問診療を継続している。概ね9割減。継続を希望されても、実現不可能なのです。感染症医療と通常医療は同時に行うことができません。

 医療資源は有限だ。だから、国民全員で医療を維持するために予防接種を行い、重症化を予防して医療への負担を減らそうという取り組みをしている。自由意思で予防接種をしない方は、その点を考え直す必要がある。ワクチン陰謀説を唱えたり、自分は大丈夫という理論の方が陽性となった場合、診察する医師は今後どう対応するのであろうか?

 家庭内感染した3世帯家族では、予防接種した祖父母だけが感染していない現状があります。家族単位ではなく、地域単位で考えると予防接種を受けた方が感染せず、自由意思で予防接種しなかった方がコロナ感染して入院、外来治療で通常医療を圧迫し、透析など医療が必要な人が制限されることになります。予防接種は、自分のためであると同時に、地域医療を守るため、地域の暮らしを守るために行っているのだと私は解釈しています。

 そして、予防接種を受けられない子供たちのために、子育てママ・パパたちが優先的に予防接種を受けられるようにしなければならないと判断し、予約枠を新たに新設しました。あい小児科は、小児医療を提供しています。8月に急増したお子さまのコロナ感染症の原因は、若い子育てママ・パパへの予防接種が行き届いていないことが原因の一つです。

子育てママ・パパへの予防接種事業はあい小児科にとって、子どもたちを守る唯一の手段です。

 

予防接種できる人が、予防接種をするしかない。大学病院の教授も同じコメントをしている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/9ad0c4f92fa7c35d1414f81d68d30e02e28336d4?page=1

 

 

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