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~ PCRセンター長より ~

[2021.05.09]

3000人のPCR検査をして解ったこと。

1.接触歴が最も重要。特に感染者と食事や部屋の中、家庭内などでマスクを外して接近した場合、ウイルスに暴露した可能性が高い。数日後に相手から感染したことを告げられるケースも増えている。ウイルスは見えないから、目で確認する方法は無い。マスクを常時つけている人であれば、外している時間に出会った人が陽性であるかどうかは良く分かるはず。症状問わず暴露した可能性が高い、感染したかどうか調べる手段はPCR検査です。特に症状が無い場合は、PCR検査が最も有効です。少ないウイルスを検出するには、鼻咽頭スワブでの採取が現実的に最も有効です。

2.次は特徴的な味覚、嗅覚障害。ただし、感染初期からは発症しないようだ。発熱や風邪症状がたいていの場合先行する。

以上の2点について思い当たることがあれば、すぐにWEB問診してPCR検査を受けてください。

接触歴が明確な場合、その時の感染防護具(マスク、手袋、ゴーグルなど)などの感染対策の有無などを考慮して医師の判断で感染の疑いが強いとし、健康保険でのPCR検査を実施することがあります。陽性者との接触日時、接触時間、感染防護具の有無などを正確に問診時にお伝えください。接触歴の判断は、医師が行いますので電話での相談はできません。診察の時に最終的に判断します。接触し、感染リスクが高いと医師が判断すれば、無症状でも健康保険でPCR検査ができる場合がございます。尚、潜伏期間の場合陰性と判定後数日で結果が変わることがしばしばあります。10日間の隔離期間は、十分結果が変わる可能性が有るためであります。従って健康保険での検査は2回まで実施可能です。3回目からは自費になります。

あい小児科PCRセンターでは、陽性のリスクが高いと考えられる上記の2点を満たす場合最初から2重測定を行います。同じサンプルを2度測定することにより、偽陽性、偽陰性、つまりすり抜けや過剰な陽性判定を避ける工夫をしています。外来終了後3時間で確実に結果を出し続けているのには、理由があるのです。そしてPCR測定は、センター長である理事長1人で全例手作業で行い、品質管理しています。検査室にある専用のクリーンベンチ、専用のPCR測定器を使って、理事長が計測する。それがあい小児科PCRセンターです。

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