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大腿骨頸部骨折が急に増えた

[2021.01.15]

まるクリニック時代から高齢者の訪問診療をまる6年間やって、200人以上の方を在宅で看取ってきた。現在も120名ほどの方の訪問診療をしているが、実は新型コロナウイルス感染者は1人もいない。ただの1人もいない。昨年の前半はPCR検査ができなかったから解らなかったのかもしれないが、6月からは少なくともいないことは確かです。

昨年12月から今月にかけて既に3人の在宅高齢者が、転倒やしりもちで大腿骨頸部骨折を受傷した。手術したとしても、日常生活動作や補講能力は必ず落ちる。転倒した理由の多くは、下肢筋力低下です。

コロナ禍によるフレイル(虚弱、衰弱)により転倒しやすい環境になっている。あまり言われていないが、老人ホームも在宅も、高齢者が外に出ないので感染することは少ないが、認知症が進行している印象を持っている。認知症の病気としてのスピードより明らかに加速している。刺激が少ないのであろうと推察している。

毎年寒い時期に転倒による骨折は増えるが、今年はなんだか多い気がする。気のせいだと良いのだが、整形外科の病院にお世話になりっぱなしです。

コロナ禍の医療人材不足により、あい小児科は高齢者の訪問診療を継続しない方針を固めた。今後は小児科、発熱外来、PCR検査が中心になる。引き継ぐ前に骨折で入院するケースが増えて残念です。

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