コロナワクチン予防接種の問題点
新型コロナウイルス感染拡大が、急速に収束した。シルバーウイークの時に、収束しつつあることを実感できた。その後は、あっという間だった。10月に入り、あい小児科の感染者はゼロが続いている。PCRセンターとしては、まるクリニックからの持ち込み検体から陽性者が出ているのでゼロではない。
子育てママ・パパのための新型コロナワクチン予防接種は、2回目に入っている。150人の子育て世代への接種を今月中に完了できる。若い世代への接種が遅れている中、地域の感染拡大防止に貢献できるのではないかと考えている。
しかし、すでに始まっているインフルエンザワクチン予防接種について問題が生じている。
日本では今のところ新型コロナワクチン予防接種とインフルエンザワクチン予防接種は、同時に行うことが認められていない。コロナワクチン2回目接種後、2週間の間隔を空けること指示が出ている。つまり、コロナワクチン2回目が終わらないとインフルエンザワクチン予防接種ができない。今のところそういう通達が出ている。
子育てママ・パパ優先接種は、なんとか10月末までに終了する。通常の草加市新型コロナワクチン予防接種の予約枠は、11月以降も設定されている。初回が11月の場合、二回目終了から2週間の間隔を空けると、12月中旬以降にインフルエンザワクチン予防接種が可能となる。接種時期としては少し遅い。
対策としては、新型コロナウイルスワクチン予防接種の予定が11月以降の場合、先にインフルエンザ予防接種を受けるのが良いだろう。
医学的にどうこうというより、初めてのことなので念のためという理屈なのだろうがワクチンは、感染拡大の前に実施しなければ予防効果が薄れる。
コロナワクチン未接種者、接種予定が11月以降の方は、是非インフルエンザワクチン予防接種を早めに受けていただきたい。
難しい判断ですが、今すぐ決断した方が良い。この冬インフルエンザが流行るのか流行らないのかは解らないが、予防という観点からは感染の前に接種するのが原則だ。
是非、御検討頂けると幸いです。