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【陽性者のPCR再検査を中止します】

[2020.09.15]

新型コロナウイルス感染症に感染された方が、14日間程度の入院、ホテル療養、在宅療養を経て当PCRセンターにPCR再検査を希望されることがしばしばありました。ある程度陽性になることが解っているためブログ等でも治癒証明としての陰性証明を求めることは難しいことを伝えてまいりました。しかし、また陽性となったケースがありました。これまで14日程度の療養期間で再度PCRを行った場合、当院での陽性率は100%です。つまり2週間ではPCRは陰性になりません。

就業制限に、PCRの陰性証明を求める事業所や企業に問題があると現状は考えております。これは、シーズン前の読売ジャイアンツの坂本選手、大城選手もそうでした。PCR検査で確実に陰性になるまで隔離が必要かについては、既に厚生労働省から指針が出ています。就業制限については、職種によって違うことは明確です。しかし、発症後14日程度でPCRが陰性化しないことが明らかになっています。

雇用主は、産業医の医師に以下の論文を参照にしていただき、陰性証明書が必要かどうか相談すべきです。14日程度では、PCR陰性を証明するのは非常に難しいことは明白です。

https://jamanetwork.com/journals/jama/fullarticle/2765837

jama_sethuraman_2020_vp_200101 (1)

 

以上の理由から、これ以上不要な検査を増やさないために当面の間、陽性者の再PCR検査を中止いたします。

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