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日本のはしかの約1/5が埼玉県で発生している。

[2024.11.09]

https://www.pref.saitama.lg.jp/a0710/news/page/news2024110101.html

埼玉県の最新のはしか(麻疹)感染報告

https://www3.nhk.or.jp/news/special/infection/dashboard/saitama_mashin.html

最近の麻疹報告は、なぜか埼玉だけ。

 

11月中は、引き続き注意が必要だと考えている。大きい子供や大人の場合、診断が難しい場合が多い。典型的なコップリック斑が出ている時期に病院受診するとも限らない。鎮静化を確認できるのはもう少し先になるだろうという予測です。

 

【麻疹(はしか)の基礎知識】

 

麻しんは麻しんウイルスによって引き起こされる感染症で、一般的には「はしか」と呼ばれます。発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状と発しんが現れます。肺炎、脳炎といった重い合併症を発症することもあります。

感染経路は、空気感染、飛沫感染、接触感染で、その感染力はきわめて強く、免疫を持っていない人が感染すると、ほぼ100%が発症します。小児だけではなく、大人(特に、MRワクチン未接種者)も注意が必要です。

典型的な麻しんの症状とは、1)発熱、2)全身性発しん、3)咳、鼻水、目の充血などの粘膜症状(かぜ症状)が揃ったものを指します。

感染の約10~12日間の潜伏期間の後に、38℃程度の発熱やかぜ症状がはじまり、2~4日発熱が続いたあと一度解熱することがあります。カタル期と呼ばれます。この時期は診断がつかない場合がほとんどです。

その後、39℃以上の高熱とともに発しんが出現します。発しんの出現する前後1~2日には、ほほの粘膜に、コプリック斑と呼ばれる小さな白色の斑点が観察されることがあります。この時期に診断がつく場合が多いです。

全身の免疫力が低下するため、肺炎、中耳炎などを合併することがあり、脳炎を発症することもあります。

合併症がなければ、主な症状は7~10日で回復しますが、免疫力の回復には1か月程度を要するため、それまでは他の感染症にかからないよう十分な注意が必要になります。

【ワクチンで予防できる病気です。MRワクチンの定期接種を必ず受けましょう。】

 

 

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