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マイコプラズマは、あくまで東京東部の流行が主で他地域はそれほど流行っているとは言えない。

[2024.10.03]

https://news.yahoo.co.jp/articles/6c2d3d090b0315558df4028f58035ea711f72905

TBS系テレビでよく見かける王子のクリニックの取材投稿。おなじみですが、日本の代表という訳ではない。あい小児科では、マイコプラズマはピークアウトしてきており増えてはいない。ただ、東京が増えるとまた増える可能性はある。

マイコプラズマ肺炎の流行状況 | 東京都感染症情報センター (tokyo.lg.jp)

あい小児科では、診断がつかない長く続く風邪、肺炎疑いは二次医療機関に紹介している。7月ぐらいから、紹介先からの返信を頂きマイコプラズマ、特にマクロライド耐性のマイコプラズマだったという報告を頂いた。マイコプラズマが、数年ぶりに流行してきたと実感していた。加えて、マイコプラズマの第一選択薬(抗生剤)は、マクロライドなのでマニュアル通りに処方しても治らない。そんなマイコプラズマがこの夏流行していた。前回の投稿に引き続きの投稿となる。通常の治療に抵抗して治らないので見てほしいというお子様も来院されることが多かった。多くのカゼは治るが、なかなか治らない場合は治療法を見直してみる必要性がある。

https://www.pref.saitama.lg.jp/b0714/surveillance/ari.html

この夏毎日のように診察しながら、東京、埼玉の流行を追っていた。マイコプラズマは驚くことに東京の東部に一極集中している。それが長く続いていた。9月の後半から一度減っておりようやく落ち着くかと思ったら東京で再流行の兆しがあるようだ。埼玉では、カゼのウイルス検索を定期的に行っているがここ1ヶ月ぐらいマイコプラズマは全年齢で検出されていない。明らかに埼玉のマイコプラズマ関連感染症は減っていた。最新のウイルス検索で増えたのは、インフルエンザだ。増えたといっても、出たというレベルで、私は検査し始めたがまだ検出できていない。つまり、報道(埼玉県のデータ公表)が先になっている。9月は、どれという偏りのないカゼが流行していて唯一手足口病だけが再燃、再流行していたというのが正直な印象です。嘔吐は増えた。

公表されるデータは、少し遅れる傾向にあったが10月に入りなんだか傾向がつかめない日々が続いている。

来週より、インフルエンザワクチン予防接種を始める予定です。

 

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