ふじみ野救急病院のちょうど10分の1
先程テレビで、ふじみ野救急病院の状況報告を聞いて腑に落ちた。
あい小児科の状況も、鹿野院長のコメント通りで、私の印象とほぼ変わらない。入院後のことは存じ上げないので参考になった。
ポイントは、私の考えもほぼ同じ
1,感染者数はうなぎのぼりで上昇
2,軽症者が目立つのは、PCR検査へのハードルが低いため軽症の人が検査に来ているだけかもしれないので地域によって事情が違う。
3,軽症者含め検査のハードルが低いため、ウイルス数が少ない陽性患者が目立つ
4,行政検査や入院のみのオミクロン検査は、結果が遅いので現場感覚と違う。
5,ワクチン未接種者の20代女性が肺炎になって酸素投与となっていることから、オミクロン株が弱いということはない
6,オミクロン株かどうか調べるのは無意味で、既にオミクロン株がほとんど。
7,早めに陽性者を同定して蔓延防止につなげる
8,新薬や治療は、行政手続きが煩雑で投与が進んでいない。
聞き逃したところもあるかもしれないが、概ね要点はこんなところだったと思う。
あい小児科の様な普通の診療所ができることは、ワクチンです。
12月から何度かブログにも書いたが、ブースター接種が進まないのは行政の責任で余ったワクチンを寝かせているのも、予約を制限するために余って破棄するワクチンが出るのも行政の責任だ。1ヶ月遅れた責任は重い。
河野元厚生大臣がブログで、公平性よりスピードだろと厚労省を批判したことを紹介した。昨年10月からコロナが一時的に収まったのは、河野元大臣と菅元総理の政治的な決断力と実行力だったことを改めて実感している。
あい小児科では、医院枠を使って高齢者への医療従事者や医療的ケアにかかわるスタッフ、それに準ずる人へのブースター接種を開始している。我々にできる最大限の防御は、ワクチンだ。
私が2回目まで接種した対象者は、私の責任でブースター接種を進める。行政は、ワクチンを寝かせているなら今すぐ配る必要がある。最終的には、医師が決断して接種するしかない。公平性を言い訳に、感染が拡大して沖縄のように保健所機能が停止しそうな状況を作り出すのは愚かなことだ。昨夏に、子育てママ・パパ優先接種を行ったのもコロナの現場で感じたことを実行したまでです。
感染対策は、公平性よりスピードだ。最もハイリスクな方々へ優先的に接種することを加速する。無料PCRより、ワクチンだ。