この議論が、総裁選で無くなってしまっていた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/90f09de6db33e3f50b92baafe22d55a4e1ba2bfd
安倍内閣の終わりのころに議論されていたが、話題に上がらなくなっていた。
ネット記事の内容は実に合理的に思えるが、2類を外すと国家の介入が難しくなり収集が付かなくなる可能性を秘めている。インフルエンザは特効薬が複数あるが、新型コロナウイルス感染症は一般開業医からすると治療法が無いに等しい。対症療法だけ。タミフルのような薬があれば対応も少し楽になる。
2類を継続するのかしないのかについてどちらがいいかは、最終的に政治家が判断するしかない。田村厚生大臣は、就任早々見直しは無いと発言していた。今後のワクチン接種なども見据えると、保健所=国が統制する必要がある。民間医療機関は、不採算のこの分野には手を出すことは無いだろうと私は考えている。保健所の強化、医療提供体制の強化、特に医師を含めた医療機関を国が統制する必要が今後ますます必要になるだろうと予測できる。法律や制度を緩めれば、自ずと採算が合わない医療は衰退する。リスクの高い、高齢者や持病のある人たちはお金がかかる医療を受けることが困難になることは容易に予想できる。やはり、国がやることは国として、制度としてやらざるを得ないだろうと思います。今のところ、40人弱の陽性者しか診察していませんが、皆軽症、風邪薬程度で入院不要。ただ、感染拡大防止には隔離が必要です。2類を議論するにあたり問題は有症者、重症者の医療です。
2類指定にしても運用を見直すことも当然議論されているのであろう。メディアに問題が無いわけではないが、感染症対策しながらの入院医療は負荷が多い。かと言って自宅療養は何の担保もない。療養中の死亡例も多く報告された。
日本の医療機関も好き勝手に自分のやりたい診療をすることはできなくなる時代が来るのかもしれない。国策なのだから、ある程度医療も変わらなければならない時代が来るのかもしれない。
あい小児科は、予防接種と訪問診療でスタートしていた。PCR検査を導入して、12月からは発熱外来、1月にX線装置を導入、-80度の超低温冷蔵庫が搬入予定。ファイザー社のワクチン予防接種をいつでも開始できる準備を進めている。代償として訪問診療は縮小することになる。訪問診療を行っている高齢者や介護施設は、ワクチン接種において最優先されると予測しています。