【PCR陽性者報告は、注意深く見る必要がある。】
夜の街関連、東京などが陽性者のキーワードであることは誰もが解っている。
一般の方々が情報を見たいと思って保健所や県のHPを閲覧してわかる範囲の情報には限りがある。
原則として陽性者報告は、居住地あるいは住民票の住所です。つまり、東京で働いていた方が感染した場合に草加にお住いなら草加市の感染事例報告となる。東京が増えれば、東京で働いている人が感染し、自宅の中でクラスターが発生し市内の小中学生も感染者が出る。濃厚接触者として検査をして早めに自宅待機を促すのはそのためです。東京が増えていれば、草加も増えていると考えるのが妥当だと考えています。では、どれぐらい増えているのか?
草加市は、医療機関、介護・福祉施設などの感染報告がない。まだ、クラスターは無いのだろう。
しかし、医療機関の職員が市民でない場合もある。医療機関で感染者が出ても、居住地の保健所が報告をすることになる。中学生以下なら概ね市内にお住いだろうが、東京に通う中学生が東京の学校でクラスター感染した場合などは、草加市の方であれば草加市で報告される。足立区も越谷市も飲食店などの名前を公表し、関連する感染を紐づけて報告されているようです。
草加市のHPで公表されている感染者は、草加の住民がどれだけ感染したのかを示すデータであり、草加の人、草加に勤務している人、草加にいる人がどれだけ感染しているのかについては正確なデータが無い。無論、医療機関だけでなく学校や保育園も同じです。利用者は市民のことが多いと思いますが、そこで働く職員はそうとは限らない。あい小児科も、職員全員草加市在住ではない。約半分ぐらいです。市外にお住いの職員が陽性の場合、事業所名が公表されることは無いようです。無論、その事業所でクラスターが発生すれば報告されるのだと理解しています。
疑いの事例があれば全職員PCR検査などにも御協力いたします。土曜日は検査時間を長く取れますので集団的検査も可能です。平日は20名程度が限界だと今のところ感じています。検査枠を拡大したいという気持ちがあっても、検査に関わる人員を確保するのが非常に難しい。感染のリスクが伴います。感染防護具を使用し、無線で連絡を取りながら検査をするのは専門職でも難しい。医療専門職でも嫌煙される仕事です。誰もが本来業務をしたいと思うと思います。医師でもそうでしょう。看護師、事務スタッフの中でやりたいとはなかなか思わないと思います。
必要な仕事であればやります、新型コロナウイルス感染症拡大防止のためにPCR検査を手伝いたいという方は職種に関わらず御相談ください。
「誰かを支えようとする人こそ、本当は一番支えを必要としています。」