【ブルーワーカー】
プロレスも、相撲も、介護の仕事も人相手、密着、一定時間以上のサービス、集団という点では同じような仕事です。医療も含め、ブルーワーカーと言っても過言ではありません。建築現場より、人相手のサービスの方がリスクが高いと言えます。
https://news.yahoo.co.jp/articles/de77fe1074616cf9744f10d231b604f3bfc833b2
上先生のコメントは、現状の問題点を鋭く指摘しております。
一人、二人感染することは回避できない。クラスターを作らないための対策が必要である。
リスクが高ければ、PCR検査の頻度を上げる必要がある。
プロレス界の検査頻度は低い。医療や介護はどうか?
営業成績が厳しい状況で、どうやって検査費用を捻出するか?
事業所からクラスターが発生し報道され、業務再開が難しくなることは容易に予想されます。検査して感染の早期発見による封じ込めを続けていくことが事業継続のカギを握ることは間違いないでしょう。
訪問診療、訪問看護、訪問リハビリテーションも全く同じだと考えています。
https://www.city.funabashi.lg.jp/kenkou/kansenshou/001/p083091.html
一つ工夫ができるとすれば、事業として継続して行うのであれば抗体検査を導入することです。
検出率はPCRに劣りますが、職員の抗体保有状況を把握できるメリットがあります。医療関係者は肝炎ウイルス抗体価を定期的に調べます。スクリーニングとしては抗体検査も検討できると考えています。
PCR検査は、点。その時の結果。一回の検査では情報量が少ないことは否めない。
抗体検査は、線。過去3ヶ月ぐらいの結果。検出率がやや下がる。
健康状態を的確に把握するには、定期的なPCR検査と抗体検査を計画的に実施するのが理想です。経時的にモニタリングすることが事業主に求められる動きが加速するものと予想しています。世界中でワクチン開発が進んでいますが、SARSもMARSも有効なワクチンが未だにない。新型コロナウイルスのワクチンができても、有効に予防効果があるかどうかは今のところ解らない。解らない中で、クラスターの発生をいかにして防ぐか?
産業医の先生方に相談するもよし、あい小児科のPCRセンターに相談するもよし。ここからは、経営者や事業主の皆様が考えることになるでしょう。私たちは、私たちなりにPCR検査を実施することで地域の新型コロナウイルス感染症拡大防止に貢献したいと考えています。
追伸
隣の千葉県八千代市で小児のクラスター発生
https://www.chibanippo.co.jp/news/national/714060
8月12日は発生の報告(上の記事)でしたが、15日にクラスターと表現が変わりました。(下の記事)
https://news.yahoo.co.jp/articles/52275480c654ec8fde49719753dc8e095234b4be
陽性者の報告だけでは、情報が少ないような気がします。保育園名を出すことに問題があるのでしょうか?関係者には通知していると思いますが、できれば感染発覚から現在までの対応を詳細に提示してもらえると他地域の当事者達の感染防止対策に役立てると思います。