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高齢者サービスは、注意が必要。

[2020.12.14]

介護保険、医療保険、自費。

様々な訪問、通所サービスがあります。サービスだけではありません。ボランティアや自治会、NPOなども訪問するサービス(事業)があります。

高齢者の方々で運動機能が低下していれば、家から出られない方々がたくさんいらっしゃる。通院できない方々に往診するのが私たちの仕事です。何も医療だけではない訳です。

コロナ禍で、困っている方々に何かしらのサービスを提供することが非常に難しくなってきています。特にコロナは、元気な方の場合軽症、無症状のことも多いと聞いています。つまり、訪問する側、サービスを提供する側は、無症状のコロナ感染者であることは否定できていない。否定するには、PCR検査が必要です。しかし、健診としてのPCRはまだ確立されていない。東京では激安PCRショップが駅前にたくさんできたと報道されている。私たちの様に自分でPCR検査(測定)をやっている者からすると、魔法のような値段で検査を実施している。私が購入している健康保険で認められたPCRの試薬代だけで検査ができるのだから、安い検査を希望する方は並んでも安い方でやった方が良いだろう。しかし、高齢者に対するサービス従事者すべてにPCR検査を実施するほど激安PCRショップは充実していない。つまり、陽性者かもしれない来訪者が、高齢者のお宅を訪問していることも有りうる。今後、多くなるだろう。

医療保険を利用した訪問マッサージは、自己負担の少ない高齢者に人気のサービスです。医療保険といっても、訪問マッサージは病院や診療所では行っておりません。つまり、同じ医療保険を使ったサービスであっても、病院や診療所などの医療機関で働く医療者とは少し違います。感染症の対策も、どの程度実施されているのか調査したデータすら無いでしょう。あい小児科が訪問診療をしている老人ホームがいくつかあります。出入りしている訪問マッサージの事業所様には、感染防止対策を徹底するように催促しました。実施義務は無いが、老人ホームが外出禁止、面会禁止したところで訪問診療、訪問看護、訪問リハビリ、訪問歯科、訪問マッサージ、ボランティアなど出入りするあらゆる業種の全員がPCR検査を行い、感染防止対策を万全にしなければ結果的にウイルスは老人ホーム内に侵入するでしょう。入居する高齢者に感染症が発生する。入居者の皆様は、感染したら重症化する可能性が高い高齢者ばかりです。厳重な警戒が必要です。体温測定だけでは足りないと思います。むしろインフルエンザは若い人も元気な人も高齢者も症状が似ていてほぼほぼ診断が付くと思う。埼玉県の感染症データでは、まだインフルエンザは流行っていない。(12月9日のデータ)今年は、あらゆる感染症が少ない一年だったことがグラフから読み取れる。

https://www.pref.saitama.lg.jp/b0714/surveillance/ryuukou.html

無論、障害デイ、放課後デイでも同じこと。

さあ、感染症対策はこれからが本番です。4月まで休まず感染症対策が必要になるでしょう。

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