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梅雨の到来は、感染拡大防止に効果的なのかもしれない

[2021.05.17]

PCR検査への関心は高いが、GWからGW明けの発熱外来は正月明けのそれに比べると比較的穏やかな印象です。なんだか天気が悪くなってきてからは、平時に戻りつつあるのではないかという錯覚に陥ることも有る。油断は禁物です。

無論、緊急事態宣言の効果は絶大です。しかし、クリスマスから正月明けの事を考えると何しろ今は雨が多い。梅雨入りしている地域もあるようです。例年より早い梅雨入り。湿度が高いと、ウイルスの拡散は妨げられると言われている。去年も何とか梅雨入りまでと頑張っていたことを思い出した。なんで私が湿度を気にするかと言うと、PCR検査は温度管理、湿度管理が必要な検査です。ワクチンの話の前からマイナス80度の超低温冷蔵庫を配備した。冷凍庫の扱いには慣れている。冷凍庫の点滴は、湿度による霜。霜取りが、作業に大きく影響する。最近、霜が多いんです。その他、マイナス4度、30度などの条件でも、霜が多い。PCRチューブにも、実はしずく(露)が付く。分子生物学的な検査は、温度管理が重要なのです。PCRを毎日やっていると、チューブにつく露の量や、保冷用器具の露の量で湿度を実感できる。

湿度が高ければ高いほど、ウイルスは遠くに飛ばなくなる。そうなると後は飲食などマスクを外す場面での感染対策を重視すれば感染拡大を抑制する道筋が見えてくる気がします。

今月二回目の従業員PCR検査は、全員陰性を維持した。2回目の新型コロナワクチン予防接種の予定日が近づいてきた。2回目を接種して4週間ぐらい経てば、免疫を獲得できるのではないかと期待している。何しろ一回接種後、感染する医療従者も多かったと聞いている。まだまだ注意が必要だ。

今年の雨は、恵みの雨になるだろうと個人的に期待している。

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