【麻疹（はしか）】が来た。
[2023.05.17]
麻疹（はしか）の感染が、茨城と東京で確認された。渡航歴のある感染者で見つかり、利用した新幹線での二次感染という情報が流れた。まだ、情報がこれから出てくると予想できる。日本では、2015年麻疹は排除されたと認定を受けていた。埼玉県の感染症情報では、3年間で1人の感染のみ。ただし、海外から持ち込まれる可能性は十分あるので予防接種が大事だ。
なぜ、心配しなければならないかというと理由がある。
１，感染力がとても強い。空気感染。電車の車内などでは全員感染するリスクがある。予防接種未接種であれば、大人も子供も感染する。
２，潜伏期間が10日から14日。コロナに比べ、長い。つまり、感染経路の特定が難しい。
３，有効な治療法がない。対症療法のみ。
４，唯一の治療は、予防接種。しかし、MRワクチンは、生ワクチンであり流産のリスクがあるため妊娠中は接種を控える必要がある。つまり、予防接種未接種の妊婦は人込みに行くことができなくなる。
今後、予想されること。
MRワクチンの枯渇。
ワクチン確保に全力を挙げることになる。予防接種が済んでいれば特に心配する必要はない。
厚労省のホームページを参考にしてください。
