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【肝炎ウイルス検査の様に、コロナの検査をする時代になったのか?】

[2020.06.07]

病院勤務時代、入院時検査一式というスクリーニング検査が行われていた。現在も残っているだろう。

一時手術を見合わせていた病院などでは、入院時に全員PCR検査等を実施しているという報告があるが各医療機関に委ねられているのだろう。手術室を使う場合は、感染症の検査、スクリーニングが欠かせない。感染が否定できない場合、使える手術室が限られる。迅速検査で即座に結果がでないものもある。

通常、手術などの処置を伴う場合肝炎、梅毒などの検査が行われHIVの検査も多くの医療機関で実施している。無論、全部の感染症を網羅的に調べることは不可能です。胸部エックス線撮影、心電図、血液検査、尿検査。場合によっては、鼻腔の感染症検査なども行われる。

目的は、患者様の状態を把握するとともに血液や体液などで周囲が汚染されること、院内感染することを防止するために感染症検査が実施される。血液検査での針刺し事故などはどんなに予防しても無くならない。事故対策として、ワクチンで予防する対策を講じる。病院では当たり前のこと。感染症対策員会は、院内の規則を統括する役割がある。

入院での検査は、健康保険で検査できるが外来や在宅医療ではなんでも健康保険で検査できるわけではない。血液型なども輸血することが前提で検査されるので、輸血しない場合は健康保険を利用できない。つまり、検査できない。肝炎ウイルス検査も、単なる検査だと健康保険の適応はない。市町村や県の助成がある場合は、無料で検査できる。風疹抗体価などがその例です。心配だから調べたいというだけでは自費になってしまう。臨床の現場では、診察時に検査できる感染症は一種類。キットなどを用いた感染症検査も、保険診療でできるのは一種類。二つ以上検査すると、診療報酬が得られないこともある。そういった場合、医療機関が負担する仕組みになっている。実質一種類のキットしか使えない。インフルエンザと新型コロナウイルスを同時に調べることは保険診療ではできない。医師の判断で一つ選ぶしかない。自費、保険診療に関しては厳しい取り決めがある。健康保険と自費診療を同日に実施することは不可能。一つに絞るのは容易ではない。コロナの検査が必要になってくることで悩みが一つ増える。

会社で行う健康診査は、自費になります。老人ホームに入るための検診も自費。

市町村が行う健康診査は、無料。項目も指定された検査のみ。

新型コロナウイルスの検査も、希望すれば保険でできるのか、自費になるのか?定期的に検査するとなると、コストのことも良く考えて実施しないと検査費用ばかりがかさむ。

保育園や幼稚園の入所時、学校、職場でも新型コロナウイルス感染者ではないという証明を求められる時代に入りそうで怖い。インフルエンザの治癒証明も未だにもめている。事業所も、医療機関もそれにかかわる側は大変です。

検査もいいが、誰がお金を払うのかについて社会全体で取り決めを作らないと今後も混乱は続くでしょう。

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