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理事長ブログ

予想通り東京の感染者数が激増した。(2022.01.12更新)

先週のブログに書いたが、13日、14日の感染者数が激増することは十分予想できた。驚きはない。一日早く2000人の大台を超えただけで今週は軒並み増加するのは間違いない。

先週の感染者は、年末の感染。今週の感染は、年始の感染。感染してから、潜伏期間、発症、受診、検査結果、発生届、集計。概ね7日から10日かかる。そもそも、発表数を見て毎日コメントするテレビの有識者やコメンテーターは、どれだけデータを観察しているのか解らないから聞き流した方が良い。その日その日でコメントする意味はほとんどない。週単位で評価するのが妥当。しかも祝日が多い年末年始と平日を一緒に比べる意味は全くない。今週と、来週を比べるなら少し話が分かる。(月曜日は無視すべき)

オミクロン株の感染力が強いことは、欧米のデータで証明済み。同じウイルスだから、同じように拡散する。では、今何が起こっているのか?

最も大きいのは、検査が身近になったことだろう。

行政検査数は、保健所が忙しくなれば見かけ上がらない。今、民間検査や市販の抗原検査、都道府県の無料検査などが広がり疑わしければすぐ検査できる。検査へのハードルが下がって、無症状や警鐘でもどんどん検査して陽性判定できている。無料検査は原則発熱者は不可。つまり、無症状。それでも、毎日のように当院でも陽性が出ている。つまり、以前はPCRを受けずに感染していた人が陽性判定され診断されている可能性が高い。以前に比べ、PCRが身近になっていることは明らか。

それにしても陽性者が多い。ようやく日本もまともにPCR検査ができるようになったと思えばよいだけだと思う。軽症で隔離され、仕事ができない人たちが増えると逆に検査を受けなくなるのではないかと心配している。

今注目すべきは、重症者数と重症ベッドの利用率だろう。軽症隔離入院は、もはや意味がない段階に入ったのだろう。市中にいくらでも軽症のオミクロン株感染者が生活していると思えばよい。

忘れてはならないのは、重症化リスクの高い人たちへのワクチン接種だ。

しかし、6ヶ月よりたとえ1日でも前倒しに予防接種をやろうとすると、医師は事故報告書を提出しなければならないという縛りがあると指摘された。リスクが高い患者が感染しないように予防接種を早めると罰則はないものの事実上罰せられる。

こういうことをテレビや各種のメディアで報じてほしいものだ。

平等より、スピードだ。特に、発症後重症化するリスクが高い人への前倒し接種に対して足かせをつけるようなルールを国が作るのはどうかと思うがいかがなものか。

あい小児科でも、事故届を出さないために予防接種を延期せざるを得ないケースが出てきてしまった。大変残念がルール通りやるしかない。なかなか大変だが、後々どちらが良かったのかについて議論になると幸いだが、感染が落ち着いてから議論してもあまり意味がないと思う。

ワクチン接種できないのだから、だまってPCR検査を頑張るしかない。検査で軽症の陽性者を見つけることも重要だ。しかし、医療ひっ迫、病床機能不全を回避するためにできることを優先したい。

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