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理事長ブログ

ウイズコロナ時代に向けて。(2021.09.28更新)

新型コロナウイルス感染症は、子どもには少ない、無症状または軽症、重症化はまれというのがこれまでの常識だった。逆に大人の重症化率が高い。潜伏期間が長いことも、隔離・療養期間に大きな影響を及ぼした。

8月の流行は、子どもの感染が増えたことが特徴的だった。原因は、夏休みに家庭内で大人から子供への感染によるものだった。大人の感染者が激増した結果、同居する子どもたちにも感染が広がった。トータルで100人ぐらいの子どものコロナを診断したが、約9割が8月に発生した。

9月後半は、全体の感染者数が激減した。つまり、大人の感染者数が激減した。緊急事態宣言も、全面的に解除の方針となった。

しかし、あい小児科では毎日新型コロナウイルス感染症患者が発生している。営業日毎日。昨日27日月曜日は、4人の陽性と診断して届け出た。

9月の中旬以降、保育園内感染の事例があった以外に子どもの陽性者は出ていなかったが、昨日は陽性者家族の検査で12歳以下の陽性者が出た。ピークが過ぎたとは言え、家庭内では予防接種していない子どもたちに危険が及ぶ。感染者数が激減したとしても、ゼロになった訳ではない。

子どもは、コロナにかかりにくいかもしれないが接触すればかかる。子どもの新型コロナワクチン予防接種は進んでいない。

子どものコロナ感染は重症化しないとしても、軽いカゼ症状や発熱しているにもかかわらず保育園に預けたり、小児科受診したから大丈夫と言って登校、登園したりすれば、その先で子どもたちのクラスターが発生することは明らかだ。

あい小児科は家庭内感染を防止するために、子育てママ・パパへの優先接種を実施して、150人分の予防接種を追加で実施している。10月末には、2回目の接種が終わる予定だ。できるだけ多くの地域で、予防接種においても子育て支援すべきだ。予防接種なしでは、冬というカゼの流行期に丸腰で戦場に行くようなものである。予防接種は、無料ですから、保健センターなどに問い合わせてできるだけ多くの方々に予防接種を受けていただきたいと考えている。重症者の8割は、ワクチン未接種者である。それが現実だ。

緊急事態宣言を解除したとしても、感染防止を怠れば感染は拡大する。親の都合で家庭内感染させたり、親の仕事の都合で保育園や小学校にクラスターを発生させるようなことがあってはならない。管理がずさんな、保育園、幼稚園、学校、学童保育、塾などは、これからもクラスターの発生リスクが高いと考えるのが妥当。十分な感染対策と、保護者、利用者として親が規則を守ることが大事になる。子育て世代は、利用者として感染防護対策についてのコンプライアンスを重視すべきだ。子育てママは大変だから感染対策は難しいという理屈は成り立たない。双方が継続して努力する必要がある。

事業者・利用者双方の感染防止対策に関するコンプライアンスが守られなければ、子どもたちの学びの場や、居場所の安全性が保てない。学校のせい、保育園のせいにするなどの責任転嫁は無意味だ。ウイルスには感情はない。事業者、利用者ともに感染対策を念頭に置いて運営、利用して持続可能なシステムを作る必要がある。個人情報の管理などの問題もあるが、感染管理には医療機関や看護師などを有効に活用していただきたい。

子育て世代を雇用する側も対応が必要だ。休業補償、病欠の扱いなどを見直し、休みやすい職場を作ることが急務だ。職場に保健所が来て指導されたり、休業を余儀なくされることを考えれば、早めに労働環境、職務規定などの見直しを進めるべきだ。さらに言えば、病欠した場合は、速やかに受診してPCR検査を受ける。新型コロナウイルス感染症ゼロを目指すには、雇用する側の対応も重要だ。

当法人は、非常勤含めたスタッフの感染者はゼロを維持している。昨年4月より、積極的なコロナ休暇と補償(長期の場合休業、短期の病気休暇でも一部給与支給)、体調不良時は家族を含めた速やかな受診とPCR検査、2週間毎のPCR検診を続けている。事業は継続することが大事だ。

コロナウイルスが確認されたはじめのころは、つなぎ防護服を着ているとこを目撃され周辺準民から苦情が投稿された(今はgoogleより削除されている)。私は、批判されたことを忘れることはない。クラスター病院のレッテルを張られるより、苦情の方がよっぽどましだ。防護服を着たことに対して、後悔はない。

今となれば、私たちのやっていることが間違いではないことが解ったはずだ。

毎月900人近い住民に新型コロナウイルスワクチン予防接種を行い、年間6000人分のPCR検査を実施して、600人の陽性者を診断し、保健所へ届け出た。そしてスタッフのコロナ感染者はゼロである。たとえスタッフにコロナ感染が出たとしても、慌てず休職、休業、そして補償を行い、適宜業務を再開させる予定だ。準備していれば、職員も不安が減る。

今後は、ウイズコロナという流れになるだろう。

抗原検査キットが、薬局で販売される許可が出た。1年前には考えられなかったことだ。コロナもいずれ、インフルエンザのようになって、第二種指定感染症でなくなる日も来るだろう。そうなれば、普通のカゼだ。待ち遠しいのは飲み薬だ。イベルメクチンなら今すぐ使えるのだから、早く使えるようになることを望んでいる。

あい小児科では、PCR検査がいつでも、すぐできるということは示すことができた。

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