PCR検査の陽性率は、まだまだ高い。
9月13日月曜日、東京の新型コロナ新規感染者数は劇的に減っていた。
一方、あい小児科のPCR検査は平時の約2倍の検査件数38人、陽性者数9人。
陽性率は、まだまだ高い。理由は、発熱の方以外にも濃厚接触者や同居家族様そして、接触アプリで接触履歴あり、職場や学校で陽性者が出たなど感染ルートが明らかなケースが多いからだと考えている。つまり、ウイルス自体は感染性が高い状態を保っており自宅待機、隔離、入院されている方々の体の中に潜んでおり、無くなったわけではない。つまり、安心して良い訳ではない。見えていないだけで、ウイルスはまだこの地域に潜んでいる。1人見つかれば、その後2週間以内に複数の感染者が出ること自体が変わったわけではないと考えている。全体として減少傾向にあることは非常に喜ばしいことで、これが続けばコロナ病床利用率が減るだろう。在宅療養者も減り、療養施設や入院療養が選択できるようになると私たちも安心できる。少し前は、搬送先が無かった訳です。ずいぶん変わった気がします。
あい小児科は日曜日PCR検査をやっていないため、月曜日は二日分の依頼が来ているからであろうと考えているが、陽性率が依然として高い。保健所が疫学調査をやめたという連絡が入ったが、再開したという連絡が無い。疫学調査でクラスター対策をしなければ、変異株の感染性が落ちたわけでもないので、またすぐ拡散する可能性もあるだろう。PCR検査の陽性率が一桁になって1週間ぐらい継続するまでは、油断しない方が良いというのが1年間を毎日のようにやってきた私の肌感覚です。緊急事態宣言が解除されるまでは、気を緩めない方が良い。