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百日咳対策は、もう万全でしょうか?

[2025.04.29]

百日咳が、数年ぶりに流行の兆しを見せています。

インフルエンザやコロナ程ではありませんが、数年ぶりに流行しています。

百日咳は、予防接種が効果的。小学生から10代の子どもたちの中で流行する傾向にあります。なぜかと言えば、生後2カ月で5種混合ワクチンとして接種して獲得した抗体が就学前後から低下します。そのため、小学生から10代の子どもたちは百日咳に弱い(抗体価が低い)ことが解っております。日本小児科学会は、就学前と、11歳前後の2期(2回)3種混合ワクチンを任意(自費)で追加接種することを推奨してきましたが接種率は非常に低いのが現状です。

確かに、インフルエンザのように任意(自費)接種で、比較的痛い注射なので、いろんな意味で痛い注射ではあります。

しかし、百日咳に感染した場合は家族含め周りの人たちへの影響は非常に大きく、特に生後2カ月のワクチン接種前の新生児、乳児にはとてもハイリスクです。予防できる病気ですので、家族みんなで3種混合ワクチンを追加で接種することをお勧めします。ただし、妊娠中の方はリスクもあるので産婦人科担当医に御相談いただけると幸いです。(輸入のワクチンが他国では推奨されています。あい小児科では取り扱いがありません。)

繰り返しになりますが、この機会にぜひ3種混合ワクチンを見直して大人も、子どもも接種してみては如何でしょうか。私の同居家族は全員接種しました。確かに、痛かったですが百日咳の家族内感染は防げるので家族全員で協力して接種しました。

3種混合ワクチンは、20人分ぐらい在庫を確保しております。(4月28日現在)

迷うぐらいなら、接種した方が良いでしょう。

 

東京都の百日咳感染状況(東京都のホームページより)

https://idsc.tmiph.metro.tokyo.lg.jp/diseases/pertussis/pertussis/

NHK感染症データと医療情報より 百日咳

https://www3.nhk.or.jp/news/special/infection/dashboard/hyakunichizeki.html

 

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