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感染拡大期の発生データは、リアルタイムに報告すべきだろう。

[2022.01.05]

あい小児科では、1月3日3人。1月4日4人の新型コロナウイルス感染症を同定した。あい小児科は検体採取日にすべての検査を実施して、早い時は当日、最低限翌日には報告している。陽性者には、確定し次第電話連絡するようにして800人近いコロナ陽性者に対応してきた。最近では、PCR検査を自院で速やかに実施して結果を出し、ホームページ上でのWEB報告に加えてオミクロン株などのさらに詳しい検査のために検体を保健所に提供している。最前線の小児科です。

今回起きていたことを整理する。1月3日に発熱外来を実施し、3人の陽性者を同定した。午前の外来だったので夕方には結果を確定させた。同日に、HER-SYSにて感染症発生届を提出した。しかし、1月4日には、埼玉県の報告には草加市のデータが無かった。

1月5日埼玉県の公式報告を確認した。1月4日暫定データがアップデートされていた。

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あい小児科における昨日1月3日の陽性者数は、埼玉県の報告では1月4日に計上されていると予測できます。一方、草加市のHPによると

http://www.city.soka.saitama.jp/cont/s1002/060/PAGE000000000000071964.html

草加市は、元日の報告が1月4日に報告されている。つまり3日遅れ。

 

あい小児科の患者様の居住地は、埼玉県とは限らないので必ずしも草加市や、埼玉県と一致する訳ではない。特に、年末年始や、休日、祝日は、足立区や三郷、松戸などからも来院されることもしばしばある。

何が言いたいかというと、一人陽性者が出れば、濃厚接触者が1週間以内に検査をしてさらに陽性者が増える。来週は、かなり数が増えるのではないかと予測できます。効果のある治療薬の投与も、発症から数日以内に投与することが原則だ。発症予防も、重症化予防も、感染拡大防止もスピードが肝心だ。

スピード重視の報告が必要だ。

コロナ対策の2年間は、その為の準備期間だったはずだ。

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