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令和2年の埼玉県の感染症定点把握対象疾患の動向

[2021.01.02]

https://www.pref.saitama.lg.jp/b0714/surveillance/ryuukou.html#influ

一番信頼できる感染症データ。

これを見て発熱をどう診断するのか?インフルエンザの検査は必要なのだろうか?

どんな時も初めの一例を診断するのは難しい。埼玉県民の皆様の感染症拡大防止対策が功を奏している。幼稚園で流行する感染症の発生までも抑え込んだ記念すべき年となりました。やればできるが、制限も多く良かったのか悪かったのかは後で評価するしかない。

あい小児科では、RSウイルス感染症を予防するための抗体注射療法を実施している。昨年はほとんどRSウイルス感染症は流行しなかった。毎月筋肉注射するつらい治療だが、県民全体で感染防止対策をするとそもそも流行自体を抑えられることが解った。抗体注射は、1バイアル15万ほどの薬価であり、非常に高額な予防医療です。高額な予防注射か、感染防止対策か?今後この予防接種の適応について議論される時が来るかもしれない。

こんな中でも、新型コロナウイルス感染症はコンスタントに発生している。それを考えると、感染防止対策を緩めることは妥当ではないだろうという発想になる。一年経過して他の感染症はほぼ制圧した。後は、新型コロナウイルスを予防接種で抑え込むステージに移るのかもしれない。

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