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コロナでも仕事ができる環境を作る。

[2022.08.22]

コロナに感染しても、岸田首相の様にリモートで仕事ができるようにするべきだろう。

医師が感染した場合は、オンライン診療に切り替えることは可能だ。

オンライン診療ができない患者様は、想定して準備すべきだろう。

今は、外来が混みすぎてオンライン診療の予約時間を確保できない。

医療も画面越し、リモートの時代が来ている。

検査や注射がリモートでできる時代がくるのだろうか?

血糖測定や人工呼吸器のデータは既にウエブで確認できる時代に入っている。実際に糖尿病で血糖測定器の末端機器を付けた小学生を学校健診で見かける。まだ珍しいが、インスリンを使用していても小学校に行ける方が良いに決まっている。尿が出せない子供が就学できない方が問題だ。東大では、長期入院している子どもたちのために療育という言葉を作って教育を始めた。所属する医局の教授が始めた取り組みだ。今は動ける医療的ケア児が話題になっている。整形外科病棟の子どもたちは肢体不自由がメインだったが、今はちょっと違う。支援学校も、母親付き添いなどの条件を付けずに、医療的ケアを教員がやるようになってほしいがまだまだ進まない。医療的ケアをずいぶん勉強したが、私たち医療者にとっては医療的ケアの意味が解らない。必要だから医療行為をするのが医療で、学校の中に入ったとたんに教員だから医療はできないという理論や法律の壁に当たる。

尿が出せなければ導尿が必要だし、糖尿病であれば血糖測定が必要だし、飲み込めなければ胃ろうが必要だ。呼吸ができなければ人工呼吸器が必要で、肛門から便が出せなければ人工肛門が必要だ。親同伴でなければ登校でないと言われる子どもたちがいるのはどうかと思うがある程度仕方がないかなあとも思っているし、学校には行かないで訪問級を選ぶ御家庭もあり、そういった医療が必要な子どもたちの訪問診療、小児在宅医療や訪問リハビリテーションをやるのが本来の私の専門である。決してコロナの専門医ではなく、必要だからPCR検査をひたすらやっただけの話。PCRだって10年ぶりぐらいに再開したレベルだが、自転車と同じで道具があればいつでもできる。コロナのせいで在宅医療をほぼやめて小児在宅医療に特化したことに関して後悔はない。

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