クラスター対策
新型コロナウイルス感染症を完全に抑えることは難しくなってきています。足立区、川口市、越谷市の感染状況から考えて草加市周辺は感染が多発している地域でありいつ感染者が出てもおかしくありません。適切にPCR検査を実施する必要があります。
無論、咳、発熱などがあれば重症化につながる可能性があるので救急医療機関を受診する、感染が明らかになれば染症指定医療機関で症状に合わせた対応(治療)が必要になります。症状が強い方はPCRセンターではなく救急外来を受診することが最も重要であります。症状が強い方はPCRセンターでの検査をお断りして、救急受診を促しております。症状がある方、症状が強い方はまず治療が先決になります。特に、感染後急速に悪化することがあるのが新型コロナウイルス感染症の特徴です。治療体制が整っている医療機関を受診することを推奨しています。PCRセンターは、PCR検査による新型コロナウイルスのスクリーニング(検出、抽出)が目的になります。
COVID-19が検出された場合、保健所に新型コロナウイルス感染症の発生届を提出し、その後は保健所の指導に従っていただきます。つまり、陽性者は当院で継続治療することはございません。(健康保険による診療ではなくなります。)
PCRセンターの目的は、日常生活や業務、教育の現場に潜んでいる感染症を見つけることです。当PCRセンターでも無症状の方から検出する事例が複数出ています。出勤したり、就業している方々が検査に来てPCR陽性となることが複数出てきました。集団で陽性という事例は今のところ少なく、一日の検査で多数陽性者が出たことは今のところございません。発熱、咳などの症状では発見できないこともあるのです。症状が無ければ受診もしないでしょうし、医師も診断できません。私たちも少し戸惑いがあります。これから保育園や学校が本格的に始まると児童生徒を含め子供の対象者が増えることも予想されます。
就業前、事業開始前、定期的なスクリーニング、関係者の感染によるリスク管理。
見えないウイルスを可視化するために、鼻から綿棒(スワブ)を入れて検体を採取しPCR検査を行い感染の有無を明らかにする。
コロナ渦の新しい生活に合わせた、医療の在り方を御提案できればと考えております。
無論、新型コロナウイルス対応のワクチンが入手できるようになれば予防接種を実施いたしますがまだそのような状況ではありません。